襲われたいくせに

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襲われたいくせに

お酒に弱いと知っていながら何杯も飲ませた私は確信犯。


「うう~~、気持ち悪い……」

「ちょっと大丈夫?飲み過ぎだよ~ヒロト」


酔っぱらってふらふらになった会社の後輩ヒロトの腕を自分の肩に回して抱きしめる。


「飲み過ぎって、森田さんが何杯も頼むから……」

「でも結局飲んだのはヒロトだよね?」

「……はぁっ……」


ヒロトは入社してまだ1年も経っていない新人。

そんでもって私はそんなヒロトの教育係をしている先輩。

ヒロトはもともと断れない性格だったし、お世話になってる先輩にお酒を勧められれば飲まざる負えない。

そんな性質を利用しての事。


今日はこのまま……、


「ねぇ、私んちすぐそこなんだけど。お水飲んで行ったら?」

「え……でも……」

「このまま電車に乗ったら戻しちゃうかもしれないでしょ?遠慮しなくていいから」

「……はい」


ふふ、連れ込み作戦成功。

この日の為に会社の近くに引っ越しといてよかった~。


こんなかわいい子、連れて帰らなきゃもったいないもんね。