退屈しのぎの好奇心

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第1章~ワイシャツの中身~

初めは肩に唇を押し付けるところから始まった。

肩から首筋に舌を這わせると面白いくらいにゾクゾクと身体を震わせてくるもんだから、調子に乗って執拗に責めたて後、抱き合ったままベッドに横たわりの上に跨って唇を重ね合わせてからは事が進むのも早かった。


舌を乱暴に絡め合い、コイツの唇の端から泡立った唾液が溢れ始める。

息をするのも忘れるほど、お互いがキスに夢中だった。

唇を離した時、平静を装うとする慧の顔が紅潮していて色っぽくなっていた。

その顔に独占欲に近い感情が湧き、唇以外にも唾をつけていった。


それはワイシャツに隠された箇所にも及び、小振りな胸の飾りには舐めるだけでなく噛み付いた。


「……うっ」


痛みに歪む顔に自分でも驚くほど血の気が滾る。

制服を脱ぎ捨て隠せるものが何もない俺達は互いの肉棒の大きさに息を呑んだ。

それでも、うつ伏せになった慧の汚い部分に俺は舌を這わせた。

慧も舐めやすいようにと腰を浮かせる。


舐めて唾液がそこにまとわりつくとピチャピチャと音も溢れて、蕾の中心が招くようにひくひくと蠢いた。

赤く濡れた窄みーー、さっきみた慧の紅潮した表情と繋がって胸の奥が燃えるように熱かった。


両手で腰を支え蕾に押し付けた先端には俺の唾液も絡み付いて未知の世界の扉を順調にこじ開け侵していく。

慧の背中は弓反りになり、かと思えば浮き上がり、シーツを握る手は血筋が浮いて…触れた腰はあっと言う間に汗ばんだ。

窮屈な入り口に俺も息を何度も止めた。


それでも俺達は繋がることを諦めず、汗で濡れた肌を重ね、互いの唾を求め合うような口付けを続け、俺の全てを咥えこませ、熱い息を漏らしあった。


動く度に慧の口から唸るような声が漏れる。

慧の中に自分を夢中で刻み込んで、体勢を変えて見たこともない表情を真正面から捉えて、何も考えられない獣のようになった自分に恐怖心を抱きつつ欲望の塊をコイツの奥に吐き出した。

膝を震わせて俺の精液を受け取るコイツもまた、腹の上に欲を吐き出していた。


それを見て、慧が男である事実を改めて突きつけられたというのに、乱れた呼吸を未だ繰り返し虚ろな目を向ける慧の唇にキスをした。

枕の横に放り出された手のひらに自分の手のひらを重ねながら、何度も、何度も…。