リバーシ

文字サイズ:

べろんべろんに酔っぱらったヒロトを心配するかの如く肩を揺さぶって声を掛ける。

「ん~」とか「平気だっつってんだろォ~!」とか、上擦った声で言うから相当酔っているんだってことが分かった。


そしてついにヒロトは、テーブルに顔に突っ伏して、重たそうな瞼を落とさないようにしながらごにょごにょと口を動かし始めた。


「ヒロト~……」


名前を呼びながら私はベッドの下から先程隠したグッズを取りだし背後に隠す。


「ん……、なんだ、よ……」

「ね、眠いならベッドに横になって」

「う、ん……」


ヒロトが寝ぼけ眼を擦りながらふらりと立ち上がり、ベッドに寝転んだ。

それと同時にヒロトの両足首に足枷を取り付けて拘束した。

違和感を覚えたヒロトがそれに気がつく前に手首にも手錠を掛ける。


「な、なにしてんだよ……!?」

「やだぁ、もう酔い覚めちゃったの?」

「ちょ、おい!なんだよこれ!……はぁ?!取れねえ!」


異常事態にすっかり酔いを覚ましたヒロトは目を見開いて手錠と足枷を交互に確認した。

ガチャガチャと音を立てて激しく手を揺さぶるヒロトが可愛くてゾクゾクする。


「私だって~、ヒロトを虐めたいんだもん、いいでしょ?」

「バカやってねえで外せよ!キレるぞ!?」


物凄い形相で睨みつけてくるから私は背後に隠していたバラ鞭を顔擦れ擦れのところに叩きつけた。

布団のせいでキレのいい音は出なかったけれどヒロトは目を丸くして驚いている。


「次、反抗的な態度を見せたら外さないよ?」


固まっているヒロトにわざとらしい笑顔を見せて上の服をずり上げた。

ズボンも脱がせようとベルトに手を掛けたところでヒロトが小さく「何する気だよ……」と半場呆れ気味に呟いた。


「ヒロトを虐めたいなって」

「Mなお前に出来んのかよ……」

「だからこういうの買ってみちゃったんだぁ」


無邪気に笑いながら鉄製の貞操帯を見せた。


「なんだそれ……!」

「えへへ、ネットで売ってたの。これを嵌めたら勃起した時痛くなっちゃうんだって」

「おい!俺は痛いのとかマジ嫌だって!」


焦るヒロトは再び手錠と足枷をガチャガチャ動かし無駄な抵抗を見せる。

さすが高値を張っただけある、外れる気配すらない。


ズボンと一緒に下着もずり下げて萎えている自身に貞操帯を取り付けた。

鉄製で冷たかったせいかヒロトの身体が小さく震えた。


根元についた鍵穴が厭らしく光っている。