ラストラブアフェア

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ラストラブアフェア

満たされていく。

俺はイキそうになった寸前で自身を抜き取った。

泣いて嗚咽を漏らす彼女の口内に濡れた肉棒を捻じ込んだ。


「ちゃんと飲んで」


頷く彼女の温かい口内に欲を吐き出した。

息苦しそうにしながらも彼女は零さないように飲み込む。

ゴクッと喉が鳴るのが妙に生々しくていやらしかった。


中出しで子供が出来たら別れられない。

だけど彼女の中に俺を残してやりたかった。

だから飲ませた。


俺の最期の独占欲を、飲ませた。


「はぁっ、ん……、ひっく……」

「菜子……」


グッタリとしている菜子を横にさせて、髪をそっと撫でる。

俺よりも小さい身体で、一生懸命愛を受け止めてくれた。

可愛いとしか思いようがなかった。

でも、別れない理由にはならない。


「菜子、幸せになれよ」


無責任な言葉を残して、恋人関係の終わりを告げた。

好きだからこその独占欲。

だけど、それがあったから終わった恋愛。


愛ってなんだろう。

自分の欲に負けて手放した愛しい人を思いながら夜空に問いかけた。


END