ヒロトのバカッ、変態ッ、と心の中で叫ぶ。
本当にヒロトは変態すぎてどうしようもないやつ。
大体にゃーちゃんにゃーちゃんってなんなのにゃ……、って私も心の中でもにゃーつけんなよ!
自分自身にも叱咤すると、突然身体の中心が抉られるような刺激に目を見開いた。
「ふにゃぁッ?!!」
浴室に響く無機質な音――、後ろを振り返れば尻尾がぐにゅんぐにゅんと蠢いている。
お尻の中に埋まったバイブが動き出したのだ。
「俺においたしたらお仕置きだってわかんないの?」
「にゃぁあッ、ヒロト~……ッ!」
「ご主人様だってば」
「ふぁぁあんッ、にゃぁ、ッ……はぁ!」
ヒロトはバイブのスイッチを弱から強に変えてみせた。
身体の力が抜けて、私はシャワーで濡れた床にへたり込んだ。
「ははっ、お尻の穴でもそこまで感じられるようになったか!」
「は、うぅ~~ッ」
床に落ちた尻尾が濡れていく。
その濡れた尻尾を手に取り厭らしく撫であげるヒロト。
それだけじゃ私の身体にはなんの刺激もないのに、何故か気持ちいいと感じてしまった。